9月上旬に発売された
「#9476 ゴーストトレイン」はそのままではちょっと動力化改造は難しそうにみえたのですが、早くも2例の動力化改造例が上げられています。各々アプローチの違いが興味深いです。
(エフ様に教えていただきました。情報提供感謝です)
◆てつじん様の例 「お手軽」に、しかし堅実に。先方の記事:レゴ箱-LEGO BOX-「ゴーストトレインを走れるように改造してみた。」
http://legobox.blog98.fc2.com/blog-entry-225.html
極力加工箇所を少なく、そして
最低限のパーツ追加での動力化を志向されたとのこと。
#9476ゴーストトレインの他は「受光ユニット#8884/58123c01」「PFトレインモーター #88002/x1688a」「電池BOX 単四 #88000/87513c01」のみ。PowerFunctionユニット系は日本では入手難しいですが、#7938超特急列車からの取り出しを推奨されてますね。実際お得だと思います。
注目すべきは「2-B」の車軸配置のうち、先輪の「2」の部分に動力入れられたことでしょう。動輪を動力化するとスピードが出過ぎる問題ありますので、このアプローチは正解の一つでしょうか。
電池BOXは「監獄貨車」への積み込みです。実質炭水車扱いですね。或いは4.5V時代のバッテリーカーか。
何より
「ゴーストトレイン」の雰囲気をかなり保っているのも好感持てるところです。
詳細な加工手順もありますので、その意味でも「初心者向け」ではないでしょうか?
ご興味ある方は是非「先方の記事」をご一読くださいませ。
◆02memo様の例 ロッド駆動の「アトランティック」へ先方の記事:02memo日記「LEGO 9467 ゴースト・トレインを作った。機関車を動力化改造」
http://02memo.seesaa.net/article/291686176.html
こちらは大きく加工しています。その代わり蒸気機関車の必携品、
メインロッド+サイドロッドを備えています。
車軸配置は原型の2-B「アメリカン」から
2-B-1の「アトランティック」に改修。原型とはちょっと違いますが、堂々たる姿は改造・加工例としてなかなか好ましいもの。また、先輪・従輪ともにテクニック軸穴車輪でルックス向上しているのもポイント。
よく見ると受光ユニット搭載部のボイラー部分がぶっとくなっており、この種の古典アメロコに多い
ワゴントップ形ボイラーの表現にもなっています。ここに重量感が出たおかげで、足回りに従輪1軸増えた分とバランスが取れ、蒸気機関車としてのリアル?に説得力生まれていましょう。
というより、「汽車のおもちゃ」的な雰囲気の#9467に鉄道模型的な格好良さが加わったといって良いのかも? 装飾の禍々しさ?とのミスマッチも気になりません。むしろ特別機っぽい雰囲気?
この作品でも牢獄貨車に電池BOX搭載です。
炭水車に見立てられているため、更に堂々とした姿に。
で、このクラスの大型蒸機……
急行旅客用蒸機なら、本格的な「幽霊列車」……「或る列車」風を牽かせてみたくなります。以下の様な立派でデコラティブな客車を何両か従えて……。
wikipedia
「九州鉄道ブリル客車」より。通称
「或る列車」。日本の鉄道史的にはまさに「幽霊列車」的存在でした。但し、1920年代までのアメリカではこの種のデコラティヴな客車・電車はメーカー標準品として広範に用いられていたのですが。
◆◇◆◇◆◇◆ ◆◇◆◇◆◇◆
機関車の構造が動力化想定しておらず、貨車もレールに載せること考慮していない……のが残念でしたが、こうした動力化改造例をみると、このセットも捨てたものではないのですね。