
先日記事にした「フェラーリ(シェル)プロモ タイニーターボ」ですが、早速、一番欲しかった「#30193」の入手に成功しました。供給地の一つである香港から。
パッケージには「Racers」ロゴがないのに注目! 一つの終わり?

パーツ一覧。ステッカーは折れ曲がり防止の箱入。ポリバックゆえの重装備です(但し、全プリントにするとのどっちがコスト高?)。


インスト裏表。
組立は非常にシンプル。裏面はシリーズの一覧。

気になる新型プルバックゼンマイ。2プレート余に機構を収めています。驚異的な薄さ。
ただ、プレート部分が大きいのは気がかりです。前方に伸びる2×8プレート部分は、正直、要らない。サイドでクロスする2×4プレート相当の部分も、タイヤを大径化出来ないのでオフロード系車種に使えないデメリットあり(いや、今のCityの車にもそのままじゃ使えないですね)。
正直、この部品の供給よくなったら「あそことここを切って魔改造……」とか考えちゃいました。
あと、簡単に切れそうもないのはタイヤ取り付け部の幅の広さ。ここは「内部にも、なんか有りそう」な雰囲気です(分解はさすがに勇気がない)。ワイドトレッドのスポーツ系車専用と割り切るしかなさそう。
……とはいえ、開発にも手間かかってるであろう、面白い部品です。よもやプロモモデルだけに使っておしまいとは思えません?

フロントとリア。或る意味お目当ての部品(どちらも赤は初出!)。フロントはプリントかと思ったら、無地+シールでした。3次曲面ではないのでコストダウン?
取り敢えず、Carsの遺産は偉大なり。

ステッカー無しの完成状態。正直、カッコ悪い。期待してたのとなんか、違う……。

思い切ってステッカー貼り付け。グリルの印象が思ってた以上に強いのですね。これなら納得です。ミニカーとしても。

拙作の同じフロント・ホイール使った車との並び。
勿論、そのうちフィグ乗り化改修やっちゃいますよ!

気になるプルバックゼンマイのパワーテスト。
死重に拙作フィグ乗り車(ワーゲン)乗っけて走行。スピードも落ちず余裕。
このゼンマイでフィグ乗り車の自走はパワー的には問題無さそうです。先に触れた問題があるのでそのままじゃ使いにくいのですけど。

さて、このシェルのプロモ製品が来年新テーマ「speedorz」のテストモデルと仮定しますと。
「自走できるタイニーターボ」或いは「組立できるチョロQ」は商品として悪くなさそうですし、それこそチョロQの如く新しい市場を作れそうな気がします。とはいえプルバック入りのトミカ(1978年頃に存在)は市場を得られなかったので、楽観は禁物ですが。
で、この小品が流行るかどうかは、価格設定とか車種選定の問題になってくるのでしょう。前者が実売ワンコインで叶えば嬉しいですね。それが無理でも気軽に買える買ってもらえるレンジを目指して欲しいもの。タイニーターボの末期失速は価格の問題でもありましたから(アメリカでも高くなってしまってました)。
後者はタイニーターボでやたら多かったアメリカンドラッグ系に偏らないほうがいいなぁと。その意味では今回のフェラーリのラインナップは「万人好み」で良かったんじゃないでしょうか? F1からトランスポーターのトラクターヘッドまでとバリエーションも豊富でしたしね。
フェラーリが続くかどうか分かりませんけど、他実車メーカーのとの提携も含め、この路線の継続はお願いしたいものです。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=512011
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