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2012年08月12日

【昔のレゴ】日本で発売されていた「Minitalia」風のセットのこと

 先に「Unofficial LEGO Collectors Guide」のこと記していて、「日本で発売された『Minitalia』」が妙に気になったので。覚書として。

 まず、「Minitalia」について。
http://www.bricklink.com/catalogList.asp?catType=S&catString=394

 1970年から1976年にかけてイタリア限定?で発売されていたレゴの家セットおよび基本セット。というのが一般的な認識。但し、パチモノ説もあったり「謎の多い」シリーズです。

 さて、「Minitalia」をよりミステリアスにしているのは窓やドアの規格。

http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=3-6
 1970年発売とされる「3」。
 
 窓は3×4で、シャッター取り付け可能なもの。格子が固定で入る。
 ドアは4×5。枠なしのドアです。

 

 この寸法・形状の窓やドアはレゴ公式では1978年、ミニフィグに合わせた規格として登場し、以後30年ほど定着した規格です。
 しかし、1970年当時のレゴの窓は2×4や3×6、あるいは1×2や2×1などの旧規格ファミリーの全盛期。ドアは高さ3の「開かない」ドアでした(高さ4の枠ありドアは1973年から)。つまり、大幅に「古かった」時代です。

 こうして見ると「Minitalia」のドアや窓はもはやオーパーツにしか見えません。

 しかし、ブロックに関してはこんなものが入っていたそうです。

 

 「×××」に関しては日本で流通していたパチモノブロック「オロ」を思い出される方も多いでしょう。あれもあれでパチモノの常で情報が殆ど無いシロモノですが。
(個人的には1970−80年代に友人宅に行くと、レゴの中に半分くらい「×××」が混じってて、あ、偽物だと思ったものでした。まぁ自宅のレゴもやはりアサヒ玩具のワンダーブロック混ざってましたが)

 「Minitalia」パチモノ説はこの「オロ」との類似性から来ているのかもしれません。
 関係とか真相は全くわかりませんが……。

 一応、「Minitalia」パチモノ説を否定する要素として、1973年の船シリーズがあります。ブロック部分は件の「×××」ですが、船体及びウエイト部品は当時のレゴ船シリーズと同じ物が使われていたようなので(bricklink信じる限りですが)。

 そんな「Minitalia」のシリーズと、「×××」のブロックですが、1973年で一応は収束している模様です。
(bricklinkでは1976年製品もあることになっていますが、詳細後述)

 さて。本題の「日本で発売されていたMinitalia風のセット」のこと。
 自分の記憶だと、1978年か1979年の日本語カタログの片隅に、基本セットの1種として小さめに掲載されていました(1977年にないのは確認済)。当時既にミニフィグ規格の3×4の窓が出回りだしていましたが、窓のデザインの違いには「?」と思ったものです。
(基本セットだから省略した形状なのだろうと考えてました)
 また、1984年に友人宅で現物を触る機会もありました。つまりはペーパーウエアではなく、日本で現物が流通してたということ。


http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=2-11
 該当するのは、おそらくこのセット「2」。bricklinkだと1976年とあるので時代が合わない? しかし。

http://www.bricklink.com/catalogItemInv.asp?S=2-11
 パーツリストを見ると、「花」「茎」というパーツの存在が目につきます。しかし、これらは1976年にはありえない部品。定説では1978年、ミニフィグと一緒に登場したはずのものですから。
 したがって、bricklinkの1976年というのが誤記に思えて仕方ありません。1978年の製品じゃないかと予想しますが……さて?
 
 なお、このセットで「Minitalia」といえるのは窓とドアだけ。他の部品はすべて普通のレゴと共通です。1984年に触った際も、窓とドア以外は普通でした。
 
 この流れから言えるのは、「Minitalia」は決してパチモノではない。何かの故あって1970−1973年頃にイタリア向けを別工場別ラインで製造されたものではないかと?
 そして、シリーズ収束後の1978年、窓とドアの金型だけを再活用し、当時の基本セットに混ぜて出荷した……と。
 この辺は飽く迄憶測です。やはりどこかでパチモノが混じっているのかもしれませんから。


http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=2-8
(画像は上記より)

 なんであれ、ミニフィグ規格の窓やドアが1970年に既に開発されていた謎は解けません。箱絵見るとレゴの旧ロゴとのミスマッチが非常に不気味ですし。箱デザイン自体が当時のレゴに対して、あまりに洗練されてないのも気になるところ(イラストがちょっと稚拙ですよね)。
 この辺の謎、先の「Unofficial LEGO Collectors Guide」は解き明かしてくれるのでしょうか?
 

posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 昔のレゴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ニュース】「The Unofficial LEGO Collectors Guide」とてつもなく濃そうなレゴ資料!

 先の歴史動画が「はじめて物語」「プロX」なら、こちらは専門の歴史書でしょう。タイトル通り「非公式」でありますが、それは第三者の歴史検証という意味でもあります。



 著者はGary Istok氏(LEGO Historian)+Eurobricks。
 媒体はDVD(PDF)。2800ページに写真6000点という圧倒的ボリューム。
 価格は32.95USドル+送料3USドル。以下から購入できるように……なるようです。
http://www.bricklink.com/store.asp?p=istokg&itemID=32384933
(が、現在セラー中止中の模様です……。「未だ準備中」ということなのかしら)

 詳細はこちら。
http://www.eurobricks.com/forum/index.php?showtopic=72868

 この内容の濃さ濃ゆさに関しては公式サンプルをご覧いただくのが一番でしょう。幸いにも英文は平易です。
Here's Chapter 1 - LEGO Timeline... as Vol. 1 with 26 pages... which is now still Chapter 1 (DVD) and has has 52 pages...
http://www.brickshel...er-1-part-1.pdf

Here's Chapter 2 - LEGO Display Models, Model Shops & Toy Fairs... as Vol. 1 with 15 pages... which is now Chapter 70 (DVD) and has 22 pages...
http://www.geminisys.../chapter2v2.pdf

Here's Chapter 13 - LEGO Sets/Parts Not Put Into Productionn... as Vol 1. with 11 pages... which is now Chapter 18 (DVD) and has 26 pages...
http://www.brickshel...-chapter-13.pdf

Here's Chapter 26 - LEGO Service Packs & Individual Parts Sales... with 18 pages... which is now Chapter 43 (DVD) and has 49 pages...
http://www.brickshel...-chapter-28.pdf

Here's Chapter 32 - LEGO Town Accessories 1955-96... with 39 pages... which is now Chapter 47 (DVD) and has 49 pages...
http://www.geminisys...chapter32v2.pdf

Here's Chapter 49 - LEGO Instructions, Content Lists and Brochures... with 18 pages... which is now Chapter 64 (DVD) and has 22 pages...
http://www.geminisys...chapter49v2.pdf

 あと、EUROBRICKSのこのスレッドも必見です。
http://www.eurobricks.com/forum/index.php?showtopic=69200
 著者(LEGO Historian名義)が割と惜しみなく、資料写真を多々投稿されております。

 1950年代という我々から見れば「神話時代」の諸々に異様に詳しいのです。窓規格が初期には所謂「旧窓」とも違うものであったこととか、出荷国別の道路標識の違い。カタログ告知のみで製造されなかった幻のセットなど。あとは時代を感じさせる店頭や見本市でのディスプレイ写真、店頭什器写真など(この辺は本当に格好良いのです!)。

 その一方で1980年の幻の「病院」であるとか、日本でも発売されていた「Minitalia」風のセットのことにも触れられています(後者は本当に気になります! ※1)。
 時代的には1980年代のFabuland、1990年代のParadisaの辺りまでが収録対象の模様ですね。まぁ、それ以後に関しては歴史とするには日が浅すぎるのでしょう(※3)。
 
 そんなわけで、内容濃すぎるがゆえに読者は選びそうですが、敢えて「選ばれて」みたいもの。
 また、ことレゴに関しては実質無償(※2)のデータベースが充実しているがために歴史書籍のたぐいは手が伸びにくかったのですが、この本の濃さに関しては「別格」な匂いがするのですね。
 早いリリースが望まれます。

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※1:幼い時期の記憶ですが、1978か1979年の日本版カタログに「ミニタリア」のような窓の入った基本セットが載っていたような気がするのです。

※2:bricklinkはセラーから出品料を取っているので厳密には無償ではありません。購入者は間接的に負担しているわけです。

※3:とはいえ、企業プロモ非売品やら、内部関係者のみ配布セットとかの非市販のセットが爆発的に増えるのもこの時代からなのですね。一般市販品でも製品の種類が増えたり、或いは短期的なシリーズが乱発されたり……。今が歴史になる日はそう遠くもないのでしょう。
posted by 関山 at 02:52| Comment(2) | TrackBack(0) | LEGOニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする