先方の記事。製作者ならではの記述多く、必読です。
http://blog.suu.namaste.jp/?eid=1389456




http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=506939
写真多数(brickshelf)
「銀河鉄道物語」の架空機関車ではありますが、ビッグボーイが近代化改修されたらこんな姿になっていたのではないか……? と思わせる雰囲気。
アメリカ型のツボを抑えていますので、違和感が少ないのですね。
ディテール面では、この大きさだから出来る缶胴ボイラバンドの表現が印象的。また、前面煙室扉のヒンジ表現が素晴らしすぎる。海外作品では既に例があったような気がしますが、国内では初めてかもしれません。シリンダ周りやら、キャブ下、二組の足回り。見所があまりに多すぎます。
今回製作された巨大な(※)炭水車も力強く、精細! 2軸-5軸の車軸配置ですが、5軸側は「1−3−1」として曲線通過対策しています。
※:全長34ポッチ? これだけで普通の機関車1両分の大きさなのです……。
さて。
この大きさの機関車になると曲線通過が問題になるのは自明ですが。

ここは試行錯誤の末、「はみ出し」をこの程度にまで押さえ込んでいます。カーブを曲がる不自然さより寧ろ、力強さ・機械としての精細さを感じる部分でしょう。無論、この機関車に相応しい大半径カーブがあればいうことはありませんが……(PowerFunction仕様化され、フレキシ使うのが手でしょうか?)
10幅オーバーというサイズはこのプロトタイプになると気になりません。寧ろこのサイズのモデルが現れた衝撃こそが嬉しいのです。
最後に。
個人的に「銀河鉄道物語」はあまり好きではなく、またマッチョなアメリカ形蒸機も好みではないのですが、このモデルにはそんな好き嫌いをどこかに吹き飛ばしてしまう圧倒的な「凄さ」を感じます。
この大きな作品から、「原作」や「原典」たるアメリカ形への関心深まること、期待したいものです。

C62……いや「999」との比較。
ビッグワンの巨大さがしれましょう。ちなみにSUU氏のC62も日本形としてはかなり大きなモデルなのですが。