http://youtu.be/giboFQ80p_k
運転の自動化、遠隔化……というテーマですが、実は「トレイン専業」だとなかなか思いつかない、或いは思いついても手がさせない分野でしょう。
その面で、ひだか氏のアイディアとその試作の示唆は大きなものです。
今度のシステムは、PowerFunctionのリモコンによって、車上からポイントを遠隔操作するというもの。PowerFunctionは走行以外に1chが空きますので、こうした利用が可能です。
車上側は違和感ない形で、通常の車両に収まっています。現行トレインプレートの2×2の角穴を巧く使っているのですね。
問題は車上側の対応は勿論、地上側の対応も必要ということで車両やポイントをたくさん持ってる人には利用しにくいことでしょうか? 但し、専用の車両・専用の区間という割り切りができれば「自分で進行方向の選べる電車」というのは大変に面白いはずです。
◆エフ様のJR北海道789系電車1000代「スーパーカムイ」試作中

先方の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/f1963/13540122.html
現状、前頭部のみの試作ですが……出来が良いのです!
横組を柔軟に組み合わせた表現で、実車の力強いラインを無理なく再現。ヘッドライトの「つり目」が実に効果的。補助灯部分はポッチのみという割り切りが良いのですね。
スカートや連結器カバーも「電車」らしさを強調しているように思います。貫通扉……じゃなくて先頭部の黒塗り部分(非貫通)の窓が上下二段に並んでるところもそれらしい。よく見るとタイルとツライチに収まってますし。
側面に目をやると、ライン取りがとても綺麗。縦組みと順組の合わせ目も違和感ありません。乗務員扉周りの精細さも嬉しい。
運転台周りも美しく、運転台後半部のカーブも魅力。あと運転台窓がダミーではなくキャノピーになっているのも個人的には好感。
北海道型の宿命である?屋上ヘッドライトはハーフペグ使った表現。青いのがアクセントになっています。
実物についてはこちら参照。
正直申せば、この種のマッシブなデザインは好みではないのですが、エフ様の前頭部試作で「意外と、いいかも?」と思わされた次第。「本物よりかっこいい」ということかも知れません。
完成、楽しみにしております。