
(1977年。日本版カタログより)
管理人の幼い時期に遊んだ「汽車セット」は4.5Vの青レール時代(手押しの#171)。
また、当時のカタログやらおもちゃ売り場の店頭で憧れていたのも4.5Vの電動セット各種。棚の最上段でおねだりさえ許されない高貴な空気を放っていたこと思い出すのです。
で、いくら手持ちの9V/PFの自製車両が増えてこようが、この辺への思いが尽きることはなく。思い出すかのように時折、「相場」だけはチェックしてはいました。
その際に、思いとどまるための言い訳は「普段運用している9V/PFとは世界観が違うから、共存できなくて勿体無い」、と。
ですが、【レゴトレインの歴史】のような記事を記していたり、また皆様のコレクションであるところの灰レール4.5V/12Vを多々眺めているうちに、何かが吹っ切れました。
「世界観は完全に分けて運用して、1970年代だけで遊べば良いんじゃないか!」
改めて調べた相場、価格は……思いきれるもの(#10000代の大物を新品で買えるくらい)。発送元の郵便料金が割安なのも有りがたかった。
その上、あの時代の製品は箱の魅力が大きい。したがって「箱説付き」というのもそっと後押しをしてくれた由と。


幸いにも箱も中身も状態は上々。
この時代ならではの「魅せる」箱が堪りません。機関車は半分組み立てられた状態でパッケージに収まっています。

4.5Vを象徴する部品たち。
電気系もケーブル断線以外は問題なく動作。断線は簡単に直せましたし。

あんまり画像が出てこない、箱の裏。
この時代はまだ組み換え作例が載る前。それでもレイアウトに写真が魅力的。
「1」「2」「(食堂)」「182」というマーキングをアイコンとして使うデザインも素敵です。
ちなみに入手したのは西ドイツで売られたものでしょうか。箱表には「MIT 4.5VOLT MOTOR 云々」の表記はドイツ語。この部分はシールであり、日本で売られたものは日本語になってたと記憶します。
中身についての細かいレビュウは近々記します。まずは入手の嬉しさからの第一報をば。

なんとなく、手持ちの汽車(自製)と並べてみました。
本当いえば製品同士で#10194辺りが良いのですが、3セット買って全てバラされちゃいましたので手持ち品なし。