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2012年05月24日

【歴史】レゴトレイン製品史22 1986年 灰レール最後の新製品

 1986年のレゴトレインの新製品は貨車1種。ストラクチャー系アクセサリーが2種です。基本的に1985年のラインナップを補足補完するものでした。
 一覧こちら。
http://www.bricklink.com/catalogList.asp?itemYear=1986&catString=124&sortBy=Y&sortAsc=A&catType=S

 この1986年で灰レール時代の新製品は最後となります。灰レール4.5V/12vの歴史……レゴトレインシステムが本気で鉄道模型を目指していた時代はたった7年で終わってしまった……?

 いやいや、製品の供給サイクルは今と違いますので、恐らく1990年ころまでは1985−1986年製品の供給が続いたものと思われます。そう考えると灰レールは10年余の歴史となりますが。
 とはいえ、この10年余というのは使い捨てられる玩具という観点なら決して短くはないのですが、長期的なホビーの対象としてはいささか短くも感じるのです。鉄道模型の世界では20年かそれ以上改良再生産を繰り返されるアイテムは欧州・日本・アメリカともに少なくはありませんから。それと比べるとやるせなさを禁じえません。
 また、鉄道模型的なラインナップ展開が7年で挫折してしまったのも辛いことでした。新製品が出てこない閉塞感での残り4年、当時のファンの心境やいかに?

 しかし……レゴの製品ラインナップ全体という意味ではトレインが「冬」であった1987-1990年というのは素晴らしく充実していた時代であることは忘れてはなりません(お城、宇宙、街、テクニックetc)。
 その中で1985年のラインナップが維持されたことは幸いであったのでしょう。

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●#7813 Shell Tanker Wagon

http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7813-1
 単品の貨車。ミニフィグ1体付き。
 球体のタンクを3つ積んだ不思議な形のタンク車です。自分が知るかぎり、日本はともかく欧州でも実物にこの形状は無いはずです(特殊な車両で知られていないものはあるのかも知れませんが)。

 ただし、玩具としては面白い形状だと思います。ハンドルやハシゴ、手すりというアクセサリもまた魅力。ShellカラーにShellマークも感慨深し。

 後の9Vで同系の車両#4537(1993年)が出ておりますね。

http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=4537-1
 当時既にブランドは「octan」でした。


●#7823 Container Crane Depot

http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7823-1
 貨物駅のセット。12Vの直線レール2本にコンテナ貨車1両。コンテナ2個。トラック1台に作業員のミニフィグ2体入。12Vで使うことを前提としたセットです。

 まだまだ手抜きな大型部品が少なかった時代ですので、ガントリークレーンはブロックとプレートでがっちり組み合わされています。赤いクレーン部分もがっちり堂々とした作りです。
 コンテナは4幅規格。ただしドア部分が外部に突出していたり、積み重ねへの配慮がないのは1990年代の製品との差異でしょうか。

 
●#7839 Car Transport Depot

http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7839-1
 こちらも貨物駅のセット。12Vの直線レール2本にフラットカー1両。乗用車1台に作業員と乗用車のオーナーのミニフィグ各一体。これもまた12Vで使うことを前提。

 駅のギミックとしては貨物プラットフォームの一部がスライドして貨車に密着。乗用車の自走による積み下ろしが可能になるというもの。大仰な外見終わりに地味? ただし可動部分の黄線がプレート表現で他とツライチなのは凝っています。捜査室の外見もシンプルながらかっこいい。

 貨物駅2種は、今の部品でも近いものは再現できそうですし、遊んだら楽しそう。
 ビルドのヒントにもなるかもしれませんね。

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 この連載ですが、1991年の9Vシステムの登場までは……飛びません。
 9Vに至るまでに、その先駆けになるシステムが幾つか存在しています。
 そこから触れることで、1991年の9Vレゴトレインの登場……というより、1991年のレゴ電気系の9V統一という偉業が見えてくるでしょうから。
 
 

posted by 関山 at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | レゴトレイン製品史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】#7346 シーサイドハウスのレビュウ公開(Pandora氏)。ミディアムブルーのパラディサ?

 Eurobricksより。
 今のところ2012年では唯一の建物系クリエイターセット「#7346 シーサイドハウス」の、Pandora様によるレビュウが公開されています。

 原文はこちら(写真多数)。
http://www.eurobricks.com/forum/index.php?showtopic=70009


 割と気になる箱の裏。3種のモデルの魅力がわかる?
 箱自体は薄手のものです。


 メインモデル。右下のシャワー周りの細かさに注目。二階のドアの両脇は今年から出まわるようになってきた「1×1ブロック クリア」です。魚焼いてるバーベキューセットはレゴのお約束。クオリティ的には10000番代的?

 なお、二階の屋根は天窓部分が大きく開閉します。


 セカンドモデル。メインモデルに比べてちんまり感はあるものの、その分「密度」は上がってる? 桟橋も含む「地面」表現にも注目。
 潅木の表現もおもしろい。あと、クリエイターといえどカニ・魚・サーフボード・グラスという小物はやはり必要なのですね。
 ただし、このセカンドモデルは大量の余剰パーツ出すようです。ここはもったいない? 特に片アーチには何か使い道ありそうなのですが。



 サードモデル。「お店」ができるのはやっぱり嬉しい。右手東屋のドリンクサーバーはおおっと思わされる部分。サーフボード使った看板もポイント。対して、左手の平屋が若干シンプルなのは気になるところです……。 余剰パーツはやはり多め。自分で手を加えられる余地も大きいということかしら。

 なにはおもあれ、3セット使って、各インストの通りのモデルを並べてやるだけでも海辺という世界観が造れるセット。遊び勝手はよさそうです。色彩もレビュウの写真見る限り、派手すぎることもなさげ。赤屋根+ミディアムブルーの壁は確かに海辺っぽい。

 さて。肝心の評点は
「Design - 9/10  Design - 9/10  Minifigs - 8/10 Build - 9/10  Playability - 8/10 Price - 9/10  Overall: 87%」とのことでなかなかの高採点。

 「ミディアムブルーで作ったパラディサ」
 「『海』が含まれていること。そして水・砂・地面・緑の対比」
 という観点で高評価されている模様です。

 確かに、昔なら立体基礎へのプリントで済ませている部分をプレートとブロック・タイルで作ってしまうのはクリエイターならではの美風。
 窓やドアが多数という点でビルドの幅は広く、お得感はあるのかも知れません。

 今のところ、amazon.co.jpでは31%offで4807円。発売は7月6日です。

 それにしても、今年の夏こそ「海」に行きたくなりました。
(去年も夏の末に新潟まで山超えて[上越線経由]行って、山超えて帰って[信越・中央本線経由]きましたけど。ン時間も115系揺られたあと数時間泳ぎまくり、ン時間も115系に揺られて帰ってくる無謀な日程ですが。誰か同行者いないかしら。一日中酒のんでレゴ話できそうな)
 
 
posted by 関山 at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする