http://mobomode.blog135.fc2.com/blog-entry-451.html
あのデッドストック品にはカタログ系紙系資料が含まれていたのは幸いでした。

表紙。当時の製品と作成例。
デザインが良くも悪くも垢抜けていないです。実際のプロダクツはもうちょっとクールでしたのに……。
こちら(河田の過去コンテンツ)にも表紙が掲載されています。掲載内容から1968-69年頃のものでしょう。

内容。(拡大フルサイズでごらんください!)
製品ラインナップは、上記過去コンテンツ見る限りでは1968年以降のようです。
「ノコノコアニマルセット」「走る!戦車セット」「回る風車セット」は電動ギミック入の模様。
建物系が強いのも印象的ですし、窓部品の数も異様に充実しています。幾つかの規格は1970年代には既に見られませんでした。
「3LDKセット」は初代ですね。後の製品には見られない、地面の立体処理が印象的です。

http://www.diablock.co.jp/history/history61.html
より、初代「3LDKセット」のパッケージ。
この名称で最低一度は代替わりしているはず。自分が1977年か78年に買ってもらったものは赤屋根で地面はピンクの平面でした。
更にその後継は「マイホーム(1987?)」になるのでしょう。
http://mobomode.blog135.fc2.com/blog-entry-161.html
そして、このシリーズ?の最終形態は、「ネオシリーズ ハウス1(1992)」ですね。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?i=5072828
「ロッジ」は大物。これが製品化されていたのは当時なりに驚愕です。相当なボリュームになってた筈。1960年代的なレジャーとかレクリエーションを思わせてしまうデザインで、良い意味で当時の空気感じさせるのです。
ちなみにダイヤブロックジュニアですが、1992年の「おおきなおうち」がちょっぴり雰囲気近い?
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?i=5072842
関連して。

http://www.diablock.co.jp/history/history61.html
より、当時の窓サッシ規格の一覧。
S-6/S-7/S-8は1970年代には既に見られなかったように記憶します。S-1の大型窓は冊子の赤塗を省略した上で二代目?「3LDK」にも使われていました。S-21やS-11はもっとポピュラーな存在。とはいえ1980年代には消えています。
この規格の窓、例えばS-21では「窓枠本体・窓枠表面・ガラス2枚」の4部品を組み付けるものですから、製造にはそれなりの手数が掛かっていたはず。消えたのもやむなし?
「国会議事堂」。2006年の復刻もあったので有名ではありますが、よくよく考えてみると凄い企画です。ただ、知育玩具としては良いテーマだとは思うのです。建築方面、社会科方面への教育効果が大きなテーマでしょうから。大人向けではなく、子供向けにもこの種のテーマは考えられても良いのかもしれません。
なお、復刻では窓S-11が使われていません。残念。
画像の下半分は組立作例に充てられています。
使用部品が「A 13/B 1/……」のように明示されています。Aはブロック2×4、Fが円筒Φ1、S-11が窓2×2、S-21が窓2×4と知れます。スロープはK1が45度、K2が75度。K1はかなり早い時期に姿を消したようで、1970年代には見かけませんでした。K2は1980年代まで使われてますが。
なお、当時のダイヤブロックには「プレート」(ブロックの1/2厚)が存在しなかったこともわかります。

当時河田が輸入していたアクセサリーキット「チャーミー」のカタログ。
ダイヤブロック以外にも色々手がけていたのですね。表紙デザインは先のダイヤブロックよりもずっと垢抜けてます。ただ、「西ドイツの」というのに時代を感じますが。
参考サイト;河田公式
http://www.diablock.co.jp/history/history.html
ダイヤブロックの歴史(旧サイト)
http://www.diablock.co.jp/about/history/
ダイヤブロックの歴史(新サイト)