嬉しい流れですので、纏めて紹介させていただく次第です。
◆エフ様のVWマイクロバス



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=493028
先方の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/f1963/12272399.html
#10220の4幅版を目指して製作されたとか。フロントがキャノピーではなく、平面パネル2枚合わせなのが効果的ですね! ここに最近出回りだしているサイドサポート付きのパネルにすればもう少しピラーっぽさが出せる? いっそ、ピラーの太さを表現するなら、家窓2×2を使ってしまうのもありかもしれません。
フロントはV字塗り分けに、大胆な見立てのVWマークが印象的です。
側面も見ますと、8ポッチという全長の中に「あの車」らしさを押し込むことに成功しているのではないでしょうか?
ところで。
実は同じ事(#10220の4幅版)を管理人も既にやってます……(時期的には広電や札幌市電の前に)。
発表機会を伺っていたらタイミング逃しちゃった感じ(苦笑)。近日中に発表しましょう。
◆Suu様のCARS作品「ドック・ハドソン」



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=492905
4幅でもフィグ乗りではありません。でも、CARS由来の部品の使い方としてはまっとう、かつ王道です(ウチのはむしろ外道)。
実物?についてはこちら。
モデルは1951年形の古いアメ車ですね。こういう車も結構好きです。レゴでも出ないのかしら?
先日出たばかりの青いメーターの部品を活かしたモデル。フェンダーとフロントグリルという目立つ部分をそのまま転用しているのに、元のメーターとは別の車になっているのですね。全体に重苦しく、しかし流れるような流線型のラインというあの時代の車らしさがよーく感じられます。よく見るとフロントは垂れポッチまで使った凝った組み方です。
無加工でした。目のついたキャノピー廻り「青」も出たばっかりだったとは。
ボンネットの処理は試行錯誤されたようですが、これでいいんじゃないでしょうか? 自分もフィグ乗り車(50's)に生かしてみたいと思うのでした。
◆Mugen様のVWビートルにフォードGT40



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=493117
この作品も「Cars」部品の利用なのですね。ミディアムブルーが底抜けに爽やか! サーファーもこの車のオプションであるかのごとくに似合っています。供給されてる色の限られるフェンダーに、たまたまミディアムブルーが供給されてる高さ2のドアの組み合わせという発想も素晴らしいです。
ただ……「別の車」に見えてしまうのがちょっと残念といえば残念です。VWビートルを離れ、「1950年代の小型車」(ルノー4CV etc)という意味ではものすごい完成度の作品なのですが。
それでも、可愛らしいフォルムにクラシックなボンネット、全体にすっきりしたライン。実物も、レゴのモデルも発売されたら「売れそう」な雰囲気です。この小型車が似合う世界を想像するのもまた楽しや……。ジオラマとか期待したくなりますね。



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=493118
こちらはフォードGT40。実物についてはこちら。
数年前のRacers(TinyTurbo)でこんな雰囲気のモデルもありましたよね。ミディアムブルーとオレンジというのはこんなに似合うものでしたとは。
この低車高の車をなんとフィグ乗りで再現です。フロントはポチスロの逆テーパー処理とグリルのお陰で車高を低く見せるのに成功。ボンネット上のエアインテイクも印象的。
そして圧巻は「ガルウイングドア」。実際に機能し、外見に与える影響が最小限……というよりはガルウイングドアであると気がつかせない仕上げになっています。側面とツライチになっているのも見事。
小さい作品でありますが、車ビルドの可能性をひろげたモデルでしょう。
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レゴ社公式的には4幅フィグ乗り車は出にくい状況が続いちゃってますが(向かい風……)、Carsとか今年のCityとか新作パーツ環境的には「追い風」なのかもしれません。
勿論、つぎつぎと生み出される解釈・技法も。良い流れ、出来てくれればいいなぁと。