
表紙。モデルが日本人? そんなわけで表紙からして日本(というよりは東アジア?)仕様!
凄い気合なんですが。少なくとも欧米版のテキストを日本語にしただけのものじゃないのですね。だから日本語版じゃなくて「日本版」です。
キャッチコピーは「レゴ フレンズでデコっちゃおう(ハート)」
「デコ」は一時期流行っていましたが(今も?)、その流れを汲んでいるんですね。このへんも多分、日本オリジナル。日本でFriends売ろうという意図を感じます。

2-3ページは各キャラクターの紹介。設定についてのツッコミなどは控えます。ただ、レゴのカタログ類に多い直訳は避けてて割と自然に日本語にしているのが印象的。かなり気を使ってるのでしょう。

4−5ページは、世界設定のハートレイク市の設定。これまで、意外とこういう設定用意した製品ラインは少なかったような気がします。でも、ごっこ遊び……ロールプレイ……RPG的感覚を意識するなら設定とかマップって必須なんですよね。

6-7ページは旗艦アイテム「#3315 ラブリーハウス」の紹介。
4階建てにも組み替えできるモジュール方式であることは初めて公開されたんじゃないかしら? デザインのルーツはCityの「#8403 City House」(2010年:絶版)ですね。1年のブランク空けて復活した感じ。
小物一覧写真ではナイフやフォーク、新型の花などが印象的。
なお、カタログではFriendsフィグのことを「ミニドールフィギィア」と称してます。この言い方も定着するのかしら?

8-9ページは通常の商品一覧。パーツ取り用小物などの情報を今のうちに得ておきましょう(笑)。意外と新発見があるかもです。ビューティーサロンの口紅など。
ちなみに「#3942 ハートレイクドックショウ」は影も形もなく。やはり日本未販売? ドイツ版総合カタログでは掲載ありましたから、トイザらス限定というわけではなさそうですが。

10-11ページも通常品。「#3061 パークカフェ」は売る気満々なのかえらく詳細な解説です。各種調理用具などを見ていると「おままごと」ニーズも意識していることが窺えましょう。
「デコしてね(ハート)」。
ミニフィグじゃ当たり前の組換要素ですが、Friendsフィグもといミニドールフィギィアでは組換もファッション感覚。まぁ間違ってはいませんが。
髪飾りが交換できる要素は面白く、ミニフィグヘッドへの転用も楽しめそう。

裏表紙はキャッチコピーも含めて、割と普通。
こうして紹介してみますと、他の国でもこうした専用カタログは用意しているのかどうかが気になってきます……国別の戦略の差異とか。
さて……。
去年の今頃は「レゴ社は女児向けやって欲しいなぁ」とか何度か弊ブログで記してたような気がします。
で、Friendsの情報が出てきた今年の秋口の地点じゃ「クリブリ限定かザらス限定でしょ……」とか思ってました。
が、まさかここまで手間・予算かけた販促物用意してきましたとは!
浅草橋改メ、赤坂ガーデンシティは新市場開拓に思ってたよりも本気で、攻めの姿勢。あとはTVCMとかどれほど仕掛けてきますのやら?
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amazon.co.jpでのFriendsはほぼ全品割引率が33%になっています。
現在予約価格7045円の「#3315 ラブリーハウス」。建物自体はCity的な大味構成ですが、そのおかげで意外とボリューム感のある構成であり、歴代レゴの家の、実売7000円クラスにしては頑張っていましょうか。
案外、小物取り以外にも「使える」?かもしれません。
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