情報源TOY N brick
参考動画
噂のあったホラー系テーマです。
るーこと様のコメントでもありましたが「Studio」のホラーテーマ(2002)の復活と言うよりは、「Time Cruiser」(1996-97)の復活という観点もあるのかもしれませんね。
(管理人にとってはTimeCruiserはレゴから完全に離れてた時代の製品で、逆にStudioのホラーはレゴに戻ってきた頃の製品なので印象と言うかインパクトが違うのですけども)


#9463 小箱 狼男と樹。小型の自動車(クラシック系)。狼男は目にプリントありでちょっと可愛い(笑)。ここで狼娘なら萌えるのになんて考えちゃいけません。
#9466 中箱やや大きめ フランケンとマッドサイエンティスト。牢屋とか研究所とか。乗り物は8幅(!)のシトロエン2CV。フランケンシュタインはMinifiguresのものに近いですね。マッドサイエンティストは髪型がインパクトあり。
#9461 小箱 半魚人。小型ボート。半魚人は新規の型と思われます。
#9467 中箱やや大きめ 幽霊列車。4-4-0のアメリカン蒸機と、トレイン車輪ではない貨車3両。幽霊3体。幽霊は新規金型っぽいです。ところで、貨車がトレイン車輪じゃないと、他のトレインシステムと組み合わせる発展性がない問題があるんですよね(その意味ではトイ・ストーリーでのウエスタントレインや、ハリポタでのホグワーツ急行4代目は上手く行った製品だったのです)。
あと、プロペラ機。
#9462 小箱 ミイラ男とホネホネ馬の馬車。ウルトラライトプレーン(オートジャイロ?)。ホネホネ馬は久々の復活(蛍光色ですけど)。
#9464 中箱 怪物の正体がちょっと分かりません(ヴァンパイア?)。吃驚仕掛け?のある古そうなアメ車がとても格好いい。
#9468 大箱 旗艦アイテム! ヴァンパイアの夫妻。ヴァンパネラを入れるセンスは褒めたいです。館というかお城の部分は一体部品も多用ですが、デコラティブな部品でまとめているので大味感は感じにくいです(シール頼みにも見えません)。良い意味での「如何にも!」という感じですね。ステンドグラスの処理はどうやってるのかしら? ボリューム感も十分です
さて。
テーマ全体を通して言えるのは「ゴシックホラーの化け物 VS ゴーストバスターズ」という展開であるということ。だからMonsterFightersなんでしょう。
でも。
日本のライトノベルやマンガやアニメに親しんでると、ゴシックホラーの化け物たちって既に「倒すべき敵」じゃなくってむしろ主人公サイドのイメージ強いんですよね(あ、最近どころじゃない! 「怪物くん」なんて何十年前の原作なんでしょう!)。
あ、日本だけじゃないですよね。あちらのゴス文化なんて彼ら彼女らへの憧憬無くしてありえないですし。20年も前にWhiteWolfのTRPG「ヴァンパイア」「ワーウルフ」他のシリーズもありました(たぶん、ルーツはもっともっと古い。アダムス・ファミリーもそうですよね)。
その意味じゃレゴ社のセンスって致命的に古臭いような気がするんですよ。そこがとても残念。
狼男や吸血鬼を倒したいんじゃない! むしろ、彼ら彼女らになりたい!! ってニーズを汲み取れてないんですね。シリーズ全体見て感じる違和感はそこだと思う由と。
(フォローしておけば、製品としての出来は決して悪くないのですよね。乗り物とかお城のデザインは秀逸な部類ですから)
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追記:コンセプトに関しては管理人の好みもあります。モンスターは倒すべき敵、という観点での作品が古いというのも些か言い過ぎではあります。
ただ、レゴなら自由に立場入れ替えて遊べるはず、という見方は詭弁だと思ってます。主人公を意識したキャラクター・プロダクツデザインと敵を意識したそれって自ずから変わってきますから。両方に見立てのできる中立的なデザインで相対主義的なのが知育玩具としても理想だと思うんですけどね(「お城」や「宇宙」もそうだとおもうんですけど)。