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2017年11月20日

【イベント】札幌市「市営交通90周年記念」の検証会レポート

 先日告知した、12月1-3日の「市営交通90周年記念展」の事前検証会の様子がツイートされています。11月19日に行われました。

 いろいろ物凄いので、ツイート貼っておきます。
 検証会でこの水準ですから……当日本番が実に楽しみですね。


















<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

【鉄道作品欧州型】ランゲン式モノレール(ヴッパータールモノレール)試作成功! 初のボギー車?

 レゴでの「懸垂式モノレール」の制作の試みは国内外で多々行われてきました。
 五十川様やカツマタ様など、いくつか成功作といえるプロジェクトもあります。

 但し、国内の成功作は何れも「固定二軸バージョン」。
 鉄道模型というよりはテクニックモデル。技術試験用のニュアンスを感じるもの。無論、そうした基礎研究的試み大事なのですが。鉄道模型的というか都市交通的「実用化」はテクニックビルダーではなくトレインビルダーに委ねられていたと言うべきなのでしょう。挑戦の枠を残してくださっていた先人たちに感謝なのですよ!

 さて。
 懸垂式モノレールではどの方式(ランゲン式・上野懸垂式・サフェージュ式)も例外なく車体長めのボギー車。これを固定2軸に割り切るとオーバーハングが長くなりすぎる問題が起こります。多少の違和感がと言うか、かなり格好悪くなってしまいそう。
 その上、カーブも苦手になってしまう。通常トレインレール程度のカーブは余裕ですけれども……しかし、できたらナローカーブを曲がらせたいじゃないですか。ヴッパータールでは終端はループ線で方向転換してますし、それ以前に狭い場所で楽しみたいのです。
 ボギー車化の技術開発は必然でありました。
 そしてそれが、難度上げてるような気がして制作を遠ざけてきたのでした。3年ほど掛けて幾つかの案を思いついてはボツにし続けてきましたが……。


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 避けたかったのはこの3点。
 あまりに強度が無いのは駄目。テクニックは動くが上に最低限の強度は要ります。
 ゴムベルトは駄目。実はボギーの旋回をゴムベルトで吸収させるつもりで最初考えていましたが、ゴムベルトは長期の耐久性の問題があるので、出来たら避けたい。
 車外にメカが露出するのや、メカカバーの大仰なのもNG。鉄道車両・鉄道模型としての体裁には拘りたいのですよやはり。

 そして、紙に図を描くよりは、実際にパーツを触ってあれやこれやするべきですこの手の題材は。畳の上で水連しても駄目です多分。
 試行錯誤をアレコレ繰り返し4時間ほど、何とかボギー動力台車が実用になったのでした。


 奥が動力台車です。
 結局ボギーを車輪のある上部と、回転部分のある下部に分け、構造的にはアームで。動力的にはチェーンで繋いでます。
 走行車輪は五十川様の流儀でテクニック軸のトレイン車輪を合わせて両フランジにしたもの。両フランジは向かい合わせも試しましたがフラつきが大きかったので、同方向合わせにして間隙を詰めています。この向きも調整して、バランスが取れるようにしました。 
 上部はアームではなくビームで組んで、補強的パーツを入れています。


 動力の伝達部。
 真下に垂直置きのモータからボギー下部のベベルギアで方向を変え、チェーンでボギー上部へ。ボギー上部では左右の車輪にギア連動で2軸駆動。

 推進軸はボギーの回転軸も兼ねていますが、これは通常トレイン自作動力と同じ流儀です。


 反対側。チェーン伝達。実物とは違う構造ですが、これはこれでメカニカルで楽しい。アームでの接続は一見華奢に見えますが、ボギーにした分1軸あたりの重量負荷も減ってる筈……?

 モーターに電源入れて回った嬉しさときたら!


 付随台車も動力台車と形状を揃えました。構造はシンプルなものですが。

 試作台車に台枠付けて、そこに電池BOXと受光ユニットも装着。


 軽く造った試運転線。
 一見華奢に見えますが、柱を全て結びつけているためそれなりの強度有ります。
 ナローカーブに拘ったのも、簡単に強度を出すことができるという狙いもあったのでした。


 テスト車ぶら下げてこんな感じ。
 静止状態なら左右バランスも取れてます。

 車体裾と地面とのクリアランスもまた良い感じ? 人が歩ける、車が走れるクリアランスは欲しいですから。




 無事、一発で走行がうまくいきました。
 重量もそれなりにありますが(特に単4電池x6が!)、それゆえのトラブルも短期では起こっていません。


 反対サイドより。
 ボギーの上部と下部が、恰もレールを咥えこんでいる?ような作りがわかりましょう



 動画!

 取り敢えず、技術的問題は解消です。あとは車体を作るだけ?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品(欧州形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月18日

【鉄道作品日本形】札幌市電祭その3。「連結車」A850形は「路面列車」のごとし?



 札幌の「連結車」はA820・A830形の美麗さがあまりに知られる存在。
 その前のA800・A810形もお世辞にも格好良くはないのですけど(苦笑)、A800形が保存されているので知名度はありましょう。良い意味でのゲテモノですね。
 そしてM101+tc1と。

 ※:札幌市電では連接車も、「連結車」と称してた由。
 ところで近年導入のA1200形低床連接車も「連結車」なのかしらん?

 
 輸送力確保の尖兵であったこれら「連結車」群は新造されたこれらの他、既存車両の改造で導入されたA850形とA870形がありました。
 
 A850形は1965年に既存車570・580形を改造したもので6編成(12両)。連接車ではなく、ボギー車の永久連結車です。

 ベースの570・580形は戦後生まれの前面2枚窓、湘南顔の亜種のような顔。側窓は通常の二段窓だったのが後年更新でバス窓に? 全車が改造されたわけではないので路線網が縮小していく1972-73年ころまではA850形と共存してた由。

 A850形も、地下鉄開業後は輸送力を持て余し、1974年に全廃されてしまいました。ただ、改造後10年近く活躍していますから十分に活躍できたとは言えましょう。
 
 なお同種の車両、A870形についても。
 こちらは1969年に2本が路面気動車のD1030形から改造されたもの。連結車中、最長ではあったのですが状態不良車であり1972年と真っ先に退役してしまいました。

 閑話休題。
 A850への改造ですが、片方の運転台を切り落とし、貫通路を形成。
 ドア配置を修正し、車両半ばの両開き戸を設ける。もちろん間接制御化。2両とも動力車の編成ですが、切離や組換は考慮されていません。
 側窓はHゴムのバス窓化されていましたが、これは570/580形時代からだったのかしら?
 ともあれシルヘッダーや雨樋の目立つ、やや古いスタイルの連結車が6編成も活躍してたのは愉快ですね。





 ちょっと古めの形状に惹かれて制作です。原型の570/580形でも良いような気もしますが、造るなら派手な?永久連結車がいいじゃないですか!
(希少色の塊なので、パーツのやりくりはギリギリでしたが)

 もちろん、レゴでの路面電車はボギー車にすると車高上がって形状壊れますので、二軸アレンジ。単車の重連です。
 
 車体の上半分は身も蓋もない言い方すれば先のM101とほぼ同設計。しかし雨樋意識して屋根の色変えると印象が大きく変わるもの。

 それ以上に違うのは下半分。素直な組み方に見えて……窓から下は全て上下逆転で組んでいます。これは車体裾で車輪を避けやすくするため。

 車輪の真上にポチスロ入っているのはわかると思いますが、これでフランジを避けてる由。そして2プレート分の車高下げ(床面下げ)に貢献しています。

 実は、昨年作った京都市電1900形や嵐電モボ121+ク201よりも床面は1プレート上がってます。この1プレートの差異、コストや構造それに走行性能(!)に関わってきますので、妥協も必要と……。というか古めの路面電車、今の低床電車みたいに地面にくっつきそうな車高にする必要までは無いんですよね。

 ドアはタイル貼った凸表現。


 前面はお馴染み?2枚窓。但し左右ピラーは飽く迄車体側に表現しています。なんか普通の湘南顔とは違うのですよね。
 下半分は丸妻形ですので、3面折妻と解釈して造形。カーブスロープを使えばよりスマートに見えるかも? そうすると白帯が入れられません。
 折妻部は内部にプレート伸ばして保持しています。

 バンパー部分は幾つか表現迷いつつ、この位置、形状に。黄色と黒の警戒色はアクセント。
 
 屋根上はZパンタ以外に電気系の接続箱が目立つのでやや強調気味に。古風な車体の中でここだけ妙に近代的な形状で調和が取れてないのも、改造車らしい味と?


 パンタのない側より。
 永久連結の2両編成は何処と無く「列車」的な貫禄があります。連接車、特に今風の低床連接車にはない迫力みたいなものが。
 320形までの車両に入ってた白帯も格好良いものでした。


 特にカーブでは、迫力満点です。路面列車。
 地下鉄開業前夜の札幌、こんなのが列をなして走ってたと思うと胸熱ですね。
(地下鉄が必要な程の需要があるってことで、輸送力的には破綻寸前だったのでしょうけど)


 気になる連結部。無理に連結ドラムなどは考えず(絶対破綻する!)通常のホロ表現です。カーブで当たらない程度の表現。
 連結器はボールジョイント二組で、長めの連結棒になるように。ここに十分な長さがないとカーブで曲がりきれない、曲がりきれても走行抵抗大きくトラブル起こりえます。


 サイドビュウ。全長は約22ポッチx2。

 レゴ的には左が非動力、右が動力車。

 9VトレインモータよりもPF用軸穴車輪のほうが0.5mmほどフランジが高いので、非動力車のドアステップの形状は変えざるを得ませんでした。


 裏面より。先述通り、窓から下はモータと車輪周り以外全て上下逆組です。
 車輪はギリギリ接触するかしないかの微妙な位置になります。


 動力車のモーター脱着。センターピン抜き差しのみのワンタッチ。
 展示や保管時はダミー車輪を用意しておき、運転する車両だけモーターつければコストダウンになります。

 これなら全国各地の路面電車を作りまくる、って夢も叶うってものです。上モノだけ造るなら気も楽ですから(先にTc1でも同じこと書いた気がしますが気にしない)。

 併せてこの車の構造自体は札幌市電の他、いろいろな電車に応用が可能。下半分を一部ではなく全て逆組はパーツ数の削減と強度確保にも繋がりますし。妥協の車高も有利に?




 夢と妄想程々に。素敵な現実に戻りましょう(笑)。
 先に落成したM101+Tc1との並びです。




 そしてA830形も加わって。
 A830の異次元感?が際立ちます(笑)。
 
 1960年代の札幌市電はこんなのがゴロゴロ走ってたわけで車庫にはズラッと並んでたのでしょう。ぞくぞくします。


 全長比較。
 ほぼ全車同じ。実車はA830が一番ショートで、M101+Tc1が一番長い。でもってA850はその中間くらい。まぁその辺リアルに表現するのも難しいですから。



「市営交通90周年記念パネル展」12月1-3日。札幌駅前通地下歩行空間「チカホ」で会えます。是非、お越しくださいませ。


http://www.city.sapporo.jp/st/90th_anniversary.html

 
posted by 関山 at 21:23| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

【イベント告知】札幌市「市営交通90周年記念パネル展」12月1-3日 レゴトレイン展示です



「市営交通90周年記念パネル展」 札幌市交通局公式
 

 1103spa様主体で、札幌市電と札幌の街をテーマにしたレゴ展示は9月の交通局催事で2016・2017年と行われてきました。
 その延長線上で、市営交通90周年記念展への参加も行われます。

 例年の札幌の街よりも大規模な展示(運転!)となるようです。

日時:2017年12月1日(金)〜12月3日(日) 各日11時00分〜18時00分
 場所:札幌駅前通地下歩行空間「チカホ」 北大通交差点広場 西


 写真パネルの展示ですが、先日の交通資料館(休館中)見学で分かりましたが、かなりいい写真資料を交通局さん持ってます(!)。
 これ、期待して良いんじゃないでしょうか。

 レゴの街と電車模型。
 1103SPA様がかなり準備万端な体制で用意されてます。そして加わる有力有名ビルダーさんたち。レイアウト自体の規模ですが、私が送った9V直線レールが100本ですからね(笑)。つまり、それなりの大規模!

 車両に関しては1103SPA様の、A1200形をはじめとした精細な8幅現行車たち。ユウユウ様の新作散水車に函館ハイカラ號。おそらくk.mastubara様の330形もやってくる?

 そして、拙作の6幅「連結車」モデル3編成も。

 レトロな色に染め上げますよ?
 
 流石に札幌には行けないのが残念ですが、ツイートやレポート、楽しみにしている次第です。
 また、札幌近郊お住いの方、是非ご来場、ご観覧を。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【鉄道作品日本形】札幌市電祭その2 M101とTc1「親子電車」(下)。連結運転の魅力!

 前回記事
http://legotrain.seesaa.net/article/454953310.html


 Tcぶら下げた二両編成。連結運転の路面電車というのは萌えますね。



 さて。相方のTc1です。
 Tc(クハ)は名乗っていますが、実は主電動機を2個搭載していました(M101は4個)。またデビウ当時はビューゲルを持ってた由。M101がZパンタ化された前後(1968年ころか?)に撤去され、台だけが残ってた模様でその姿の再現です。

 車体造形はM101とほぼ同じです。
 

 但し、片運転台。また運転台のない側はドアもないので、この側面はドアが真ん中に1箇所というユニークさでした。

 運転台のない側も丸みもったスマートな形状。
 なお、内部は立席スペースでした。


 裏面。動力車とほぼ同じ作りで、トレインモータの代わりに車輪付けただけ。
 
 連結棒はTc側に持たせて、Mc側は引っ掛けるだけです。なお、大きめの二軸車(全長22ポッチ)だと車端部に連結器は破綻します。カーブで曲がりきれませんし、ぎりぎり曲がれても走行抵抗が大きすぎるのですよ。過去作の京都市電1900形や京福モボ121+ク201もそれで失敗していますから(今度修理・リメイクしよう……)。

 取扱はやや面倒ですが、二軸アレンジの路面電車の場合、長めの連結棒は必然です。


 やはり、インテリアは準備工事のみ。

 ところで、この構造の応用で札幌市電の標準車。250形や330形とか作れるんじゃね! と気が付きました。今後に応用ができそうです。

 それに丸みの強い電車なら所謂本場のPCC車であったり、それこそ都電5500形とかであったり横浜市電2000形とか。あぁ夢は膨らむのでした。前回触れたよう、動力系の使い回しも考慮出来てますから上モノ造るだけなんですよね。


 あらためて、2両編成。
 長めの路面電車はカーブこそが魅せ場になりますね。


 Tc1を前に。こちらは前面にジャンパがつかないのでおとなしい顔です。
 ブルーの前面窓もありかも? クリアより似合う?


 サイドビュウ。M101もTc1も、実はシンメトリーなサイドなのでした。
 そのうえ中央に両開きドアというのは、実は古典的な(昭和初期的な。例として阪堺161形など)路面電車の形状文脈です。それもこの電車の魅力なのかもしれません。


 A830形と。
 札幌では「親子電車」の計画が失敗して、その後1960年代に連接車や永久連結車の導入が行われました。但し、地下鉄開業後の1974-1975年ころに尽く引退してしまったのですけども。儚い時代でした。

 しかし。M101は現役です。
 今のワンマン白帯巻きで屋上にいろいろ機器を増設した姿もまた魅力的。次の訪問時こそ、会ってみたいと思うのでした。
 札幌市電全盛期という歴史の生き証人でもあるのですから。
 
<続>

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

【鉄道作品日本形】札幌市電祭その1 M101とTc1「親子電車」(上)。丸いのも怖くない?



 札幌市電のM100形+Tc1形(Wikipedia)は1961年に導入された「親子電車」。各1両づつ。

 動力車と制御車をペアで使い、ラッシュ時は2連、閑散時は1両で使おうとする合理的思想です。諸外国の路面電車ではトレーラ(付随車・サハ)も珍しくはなく、日本でもサハ・ハフなどを曳いて走る半路面電車は珍しいものではありませんでした。極めてまっとうな考えでしょう。

 但し、実際に運用してみると不都合多かったようです。
 あまりに長すぎて交通警察から嫌われたこと。Tc1の連結開放は手間のかかるもので(Tcが自走できないので入換が面倒)、結局ずっと連結しっぱなしの使い方になってしまったこと。1970年にTc1は廃車となり、M101も単独運用に改造されてしまいました。
 1970年というと地下鉄できる2年前で市電の輸送量がピークに達してた頃です。連接車や連結車はフル稼働の時代。それでもTc1を廃車したというくらいに使いにくかったのでしょう。

 然し、単独化されたM101は今なお健在であり、Tc1は交通資料館に保存されています。
 なお、路面電車の連結運転について。
 但し、連接車は該当が多いので除外。

 札幌市:M101+Tc1の他、A850・A870といった永久連結車。
 東急玉川線(世田谷線):動力車の重連。片運転台。
 名鉄岐阜:動力車の重連。両運転台(但しモ520は実質制御車)。
 京都市:動力車の重連。両運転台。
 京福(嵐電);動力車の重連※。両運転台。併せて動力車+制御車。
 阪堺:動力車の重連。両運転台。
 阪神国道線;動力車の重連。両運転台。
 土佐電:動力車の重連。両運転台。
 伊予鉄道:ディーゼル機関車に依る客車牽引※。
 広島電鉄:永久連結車(2000形)

 ※は現在も行っている事例

 殆どの場合、通常の動力車に連結器と総括制御を設けて重連にしていました。これなら入換も平易、動力車は各々通常の運用に入ることができます。
 輸送力が常に求められる場合は最初から永久連結車に。これは連接車に発展します。
 
 制御車をペアにする方式は札幌市電以外では京福電鉄(嵐電)のみ。入換が不便な他、制御車は単独では何もできない不便な車になってしまうのが嫌われた原因でしょう。それでも、京福のク201は1996年(!)まで在籍していたのですが。

 閑話休題。
 M101は丸みを帯びつつ、他の標準車(330形など)とはまた違ったスタイルです。お世辞にも美形では無いのですが、愛嬌はあるスタイル。そして1両のみの個性派という意味で注目され続けてる電車でもあります。


 M101単体。
 制作の時代考証は1970年頃を意識しました。Tc1を前提にする以上、現在の姿ではいろいろ不整合が発生しますので。
 なお、世界観的に「はいらーあるのネタ帳」の「札幌市電マグロ絵陳列庫」を参考にさせていただいております。

 レゴ的には丸っこい車体が難しい。
 上下を完全分離として、下半分を6幅+プレート3枚厚で組んでいます。下半分の方を膨らませることで丸みの表現に見立てています。
 車体裾はポチスロで丸みを強調。

 前面は5幅+プレート4枚厚。
 曲面ガラスには平面キャノピ部品を使用。妖しげなキモカワマスコットはご愛嬌で(本当は無地にしたいです(笑))
 やたら目立つジャンパ栓も表現。

 足回りはこの種のボギー車の表現の割切として、2軸アレンジ。ボギー車を本気で表現すると車高が高くなっておかしなことになってしまいますから。でもダミーの台車枠は大事です。1x5のテクニックプレートが良い表情出してくれました。

 上半分は普通の作りです。バス窓はいつもの二段窓の表現に割り切ってしまいました。路面電車の場合、車体に対して相対的に窓が大きく見えるので上窓部分をプレート2枚分にしています。
 
 色は先のA830形同様、サンドグリーン+ダークタンとしました。札幌市電旧塗装の表現はいろいろ悩むところありましょうが、自分的にはこの表現で落ち着いています。昔の色あせたカラー写真っぽい解釈でありましょうか。


 反対側。ジャンパ栓は実車も両側についてた由。
 ただ、連結する側ではTc1に接触してしまいますので、やや省略表現に。


 上下分離したところ。インテリアは準備工事ですが、取り敢えずミニフィグは乗せてます。展示会などだとミニフィグ乗ってる方がウケは良いですからね。

 枠状の下半分がわかりましょう。
 

 更に、下半分からトレインモータを分離したところ。
 貴重品の9Vトレインモータは勿体なくてとても埋込的取り付けはできませんので、平易に脱着できるように心がけました(笑)。

 この作り、他の市電車両に応用できると目論んでおります。「もう丸いのも怖くない!」




 バージョン0.9。屋根上を資料間違えて現在の姿で造ってしまったもの(苦笑)。
 前作、A830との並びです。車体高さはほぼ同じ。

 美形のA830に対する、愛嬌のM101。後者もまた捨てがたい存在であるのでした。

<続>
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

【イベント】横浜市立大学レゴサークル展示参加3日目。模様替え?



前回記事こちら
1日目上
http://legotrain.seesaa.net/article/454650283.html
1日目下
http://legotrain.seesaa.net/article/454670035.html
2日目
http://legotrain.seesaa.net/article/454798208.html
鉄道以外
http://legotrain.seesaa.net/article/454857343.html


 3日目。車両を追加投入です。
 複数日に跨る催しだと、「持ちコマ」は大事なんですね。お客様はたまたま一瞬だけをご覧になっているわけですけど、その際に運営サイドの「やる気」というか「モチベーション」は見せなきゃいけません。
 モチベの上がる模様替えは大事ですよ?

 逆に申せば、1日しか無いのに持ち込み車両が殺到するようなイベントだとこうした余裕は全くありません。自分の持ち込み数を絞ってスリム化する努力が要されます。

 ただ、……その意味で、この催しは「もう少し皆様のご協力」が頂けると有難かった。
 大学祭というのは通常のオフ会よりも参加しにくいのかもしれませんが。然し、お客様は多いのでやりがいはあるんですよ! 公的展示ではありますけど、商業展示ほどの堅さもありません。公的展示とオフ会の中間のような雰囲気……かも知れません。
(まぁ私はそのへんの区別を厳密にするのは好きではありませんが。
どっちも「本気で楽しむ」「本気で楽しまなきゃお客様に失礼」って考えは譲れないところですから)

 ともあれ。この展示は来年も継続できそうな雰囲気ゆえ、読者諸兄の皆様方。ご協力・ご参加を検討くださいませ……。ゆとりある時間・枠の有難味を実感できると思います。
(余談ですが、12月17日のトレインオフは「ゆとりのない」スケジュールです。こればかりは致し方ないですが。同人イベントに於けるコミケとコミティア、或いはコミケとジャンルオンリーの差異かもしれませんね。濃く楽しめるのはコミティアやジャンルオンリーなのですが……)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 この日の追加車。キハ81。甍の海・パンタの島を征くところは天王寺の如く?

 ボンネットの存在感、半端じゃありません。


 まぁ、居並ぶ車両は無国籍に近いのですが(笑)。


 キハ81が「くろしお」なら、こっちも。南紀直通列車。
 最後尾の緑の客車は南海電鉄サハ4801。


 引っ張るのは無論DF50。南紀の地はこの機関車が切り拓き、そして護ってきたのでした。紀勢本線全線開業は昭和30年代のことでしたが、その祝賀列車もDF50が務めたのです。


 南紀の老女王と、老勇者。
 キハ81は1978年、DF50は1979年に引退。何れも、美しい散り際でありました。


 追加車。80系湘南電車。
 足元を往くのは元湘南電鉄の電車。紛らわしい? 然し実物は鶴見〜横浜間では並走・競争してた由。


 湘南電車と「湘南電鉄」の並走。


 「鶴見の休日」って傑作動画を思い出しつつ。
 青い列車と、緑と橙の電車。如何にもな、国鉄。<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【雑談】firefox57での、Session Managerヘビーユーザのために

他にこんなやついないと思うけど、念のため、メモしときます。
firefox57での、Session Managerヘビーユーザのために。

 検索ワード「firefox57 重い」

firefox57ではタブ管理アドオン「Session Manager」が旧式アドオンとして使えなくなりました。
代わりに「Tab Session Manager」を使えと言ってくる。

これが凄く駄目です。セッションマネージャでできることが全部できるわけじゃない。余りに少ない設定項目。
(セッションマネージャーのセッションログだって引き継がれませんしインポートボタンがありません!)

それ以前に、タブ復元時全てのタブを「1個づつ」読み込むという信じられない動作をします。数百もタブ開いてる場合、どうしろと? もう完全に「ブラウザクラッシャー」(懐)ですね。

SessionManagerは大量のタブをバックグラウンドで開くので、数百タブ開いても軽いのですよ。なんでこうなった!

仕方ありません、firefox56へのダウングレードを行うしかない。
幸いにもMozillaは旧バージョンも配布していますし、上書きで簡単にインストールできます。各種設定も、タブ情報も、アドオン情報も引き継がれます。

しかし。
56にダウングレードしてこれまで通りセッションマネージャを使って保存セッション(数百タブ)を開こうとすると、重い・固まる。もう以前のような軽快なfirefox56じゃない……。

原因はfirefox57で入れてしまった「タブセッションマネージャー」がコンフリクトしてるからのようです? 故にfirefox56もタブ復元周りが激重になってしまうのでしょうか。

対策。firefox56で、57で付け加えられてしまった「タブセッションマネージャー」を削除します。
これで以前の軽快なfirefox56が取り返すことができたのでした。

旧バージョン使ってて今後が心配? ……知るか!
あと、firefox自体の自動更新はオフにするの忘れないことです(笑)。

firefoxの56は現状で最高・最速のブラウザでしょう。大量のタブ開いててても軽快に動作します。それだけに、多くのアドオンの互換性を切り捨てた57の存在意義に疑問を禁じ得ないのでした。何よりユーザのできること(設定できるオプション)を少なくする、どこぞのリンゴマークの企業のようなやり方も、Mozillaの文化的にはどうなのよ? って思うのですが。
 
posted by 関山 at 23:56| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

【海外の作品紹介】Isaac Smith様(?)のLNER A4。英国形は、小さめに!

 海外鉄道ファンの常識で、然し一般には知られていないこと。
 英国の鉄道車両は、小柄。

 鉄道創始国であるだけに古い規格が残り、車両限界の拡大ができないまま今に至ってしまってる(ユーロスター走る線だけは別)そうです。故に車体の大きさは日本と大差がありません。というか日本よりも小柄なくらいです。

 さて。レゴビルドでも案外難しいことが有ります。
 スケールを意識して、小柄に造ること。

 無論、大きく造るのも難しいので(関山は苦手です……)、小さければ偉いってわけではありません。でも、引き締まった作品の魅力は肯定されるべきでしょう。
(その最右翼に居るのが、自動車ビルド界隈の「4幅車(#4wlc)」かもしれません。ラージスケールよりも高度な技術の詰め込まれたミニマムな作品たち)
 
 その文脈で、見逃せない作品がさらりと公表されています。



 作者は、Isaac Smith様……でしょうか?

 然し、題材は実にわかりやすく。世界で一番有名な蒸機の一つ。LNER A4!
 世界最速記録を持つ流線型の蒸気機関車。国内外で多くの作品が作られてきました。


 この作品をじっくり眺めてみましょう。どうやら6幅基準で収まっているようです。蒸機は製品のエメラルドナイトがキャブ7幅という規格でしたから大きくなっても良いような風潮は有りましたが この作品はキャブは6幅に。

 そして、カバーの掛かった動輪部分。A4は動輪のカバーを外した姿も一般的でしたが(それはそれで格好良いのですが)、動輪のカバーも再現。上1/3ほどを覆っています。
 この表現のため、車体幅のマックスは6幅+プレート4枚分(左右サイドで2枚づつと解釈して良さそうです。実質8幅でしょ? って言われそうですが、飽く迄最大突出部の話ですからね?

 動輪カバーの代償としてメインロッドは省略です。醜い姿になるくらいなら思い切って割愛してしまうのもまた正義でしょう。それにサイドロッドは有りますし。サイドロッドは3Dプリント?のカスタムパーツのようですね。これもルックス面で有利になっています。

 流線型で覆われた缶胴は実質5幅くらいなのでしょうか?
 上部が2x2系のカブスロで覆われ、サイドにポチスロで幅を増しておりますので、5.5幅くらいですね。で、動輪周りのケージングに綺麗に繋がってます。

 何気なく嬉しいのが従台車。イギリス型も日本型もですが、従台車が外側台枠なのですよ。

 動力系はおとなしく?テンダドライブ。3軸のテンダは英国型なら違和感なし。PF車輪枠の中の赤い車輪が粋な感じ。

 あと、従輪とテンダの1軸目はどうやら「連接車」になってるようですね? 拙作のパシフィックではよくやる手法ですが、走行性能俄然良くなるのです。

 青い車体に、白い手すりも映えます。
 そして、背後の英国らしい情景も。猫いっぱい(笑)。

 惜しむらくは、他の写真が探しても見つからなかったこと。肝心の前面、気になりますよね(笑)。
 
 でも、大事な部分の情報が欠落してるからこそ、この作品はイマジネーションと創作意欲を与えてくれます。スケール遵守の英国型蒸機、造ってみたくなるのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする